イギリス版「変なおじさん」のローワン・アトキンソン、自分の芸にダメだし?
絶妙な顔芸で笑いを取るMr.ビーンことローワン・アトキンソンが、自分の出演作で満足できるのは1本だけ、と語った。映画『Mr.ビーン』シリーズや映画『ジョニー・イングリッシュ』などの痛快ヒット作を生み出してきたアトキンソンだが、その裏では自分の芸にストレスも感じていたよう。
デイリー・メール紙によると、ローワンは「僕の映画は興業的にヒットしているものの、作ってきた映画の多くは満足できるものじゃなかった」と語り、誇れる出演作は発音が不自由な神父を演じた映画『フォー・ウェディング』だけだと告白した。さらにローワンは、「歳を重ねると、だんだん笑いの技を失いがちだ。コメディの役を演じるのがより難しくなる。50歳以下、できれば40歳以下くらいの方が、笑いが取りやすいんだ」とコメディアンとしての苦悩も明らかにした。スクリーン上ではゆかいな動きで観客を笑いの渦に巻き込んでいるものの、実はもともと面白い人間ではなく、台本をきっちり読んでリハーサルするタイプの人間のようだ。