不幸続きの『ダークナイト』はバットマンの呪い?
ヒース・レジャーの遺作となった映画『ダークナイト』に、“バットマンの呪い”がかかっているとうわさされている。この映画は、完成後間もない2008年1月にヒースが急死して映画界に大きな衝撃が走ったが、今回行われた検死審問で、撮影中に特撮スタッフが事故死していたことが明らかになった。
亡くなったのは映画『バットマン ビギンズ』『007/カジノ・ロワイヤル』などの大作でスタント・シーンに携わってきた経験豊かなスタントマンで、バットモービルが爆発するシーンのテスト走行中、並走する車の後部座席の窓から身を乗り出してカメラ撮影をしていたところ、運転していた別のスタントマンが車を90度ターンさせるところを曲がり切れず、木に激突してしまった。この映画では、ヨーロッパ・プレミアの直前にクリスチャン・ベイルが母親と姉に暴力を振るったとして逮捕されたり、夏にはモーガン・フリーマンが交通事故で重傷を負うなど、出演者にも不幸が続いていることから、特撮スタッフの死は、バットマンの呪いの始まりとささやかれている。