浅野忠信主演、殺しても死なない男の映画予告編を監督が撮りおろす!
同名の舞台を映画化した映画『鈍獣』の予告編がオフィシャルサイトにて公開されたが、凝りに凝った作りが話題になっている。予告編は通常映画の本編フィルムを切り取って作り上げるが、この予告編は監督による撮りおろしで一つのショートフィルムになっている。
細野ひで晃監督がキャラに成り切った俳優に「あなたは何を信じていますか?」と哲学的な質問を投げかけ、それぞれ監督にカメラを向けられた役者は自分(キャラクタとして)の信じているものを一言コメントで表現するのだが、そのコメントにキャラクターの個性が集約されていて面白い。
主演は浅野忠信で、凸やん(でこやん)という、殺しても死なない鈍感な男を演じる。浅野の持ち味と独特のキャラが融合し、なんとも不思議な雰囲気の人物になっている。脚本は宮藤官九郎が担当し、北村一輝、真木よう子、佐津川愛美、南野陽子、ユースケ・サンタマリアら超個性派が独特のキャラを作り上げている。
なかなか説明するだけでは理解しにくいこの映画『鈍獣』。この予告編を観れば、映画の片鱗がつかめそうだ。現在はフィシャルサイトで独占公開中だ。
映画『鈍獣』は2009年、シネクイントほかにて全国公開