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峰岸徹さん、ヨットに乗って天国へ…500人の仲間に見送られながら

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峰岸徹さん、思い出の品々
峰岸徹さん、思い出の品々

 15日、ザ・プリンス パークタワー東京で今年10月に急逝した故・峰岸徹さんの「お別れの会」が開催され、発起人である大林宣彦監督や古谷一行中尾彬ら俳優仲間、さらにトライアスロン仲間ら生前親交があった500人が参列した。

 大海原を進むヨットをイメージをした祭壇は、製作期間が1週間。4,000個のバルーンが使用され、数年前に撮影された遺影をヨットの帆に見立てるという、ヨット好きだった峰岸さんにぴったりの祭壇となった。「本当は(年齢的に)順序が違うんですが……」と前置きした大林監督は「海が大好きな男でしたからね。今日は明るく楽しく、彼を送り出したい」とお別れの会についてコメント。峰岸さんの遺作となった映画『その日のまえに』の撮影を振り返りながら「病床に伏せているところを“撮影見舞い”と押しかけたが、撮影はすべて一発OKだった。最後に見せてくれた笑顔が忘れられない」と語り、「これから70歳、80歳と誰もが見たことのない俳優になれたはず。正直つらい」と早過ぎる死を惜しんでいた。

 しかしこの日開催されたお別れの会は、大林監督の「明るく楽しく、彼を送り出したい」という言葉通り、涙ながらに故人をしのぶというよりは、大好きだった友人を笑顔で見送りたいという温かな雰囲気に。会場には生前乗っていたトライアスロンの自転車をはじめ、出演作のポスターや衣装といった遺品が並び、その周りではかつての仲間たちが懐かしそうに談笑する姿があちこちで見受けられた。お別れの会が明るい空気に包まれるのも、生前の峰岸さんの人柄があってこそだろう。祭壇に飾られた峰岸さんの笑顔も、一層輝いているように見えた。

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