雅楽演奏家の東儀秀樹がメキシコ人を空手や柔道でビビらせた!
13日、渋谷シネ・アミューズにてドキュメンタリー映画『TOKYO JOE マフィアを売った男』の公開初日イベントが行われ、小栗謙一監督、奥山和由プロデューサー、そして雅楽演奏家の東儀秀樹によるトークショーが行われた。
映画『TOKYO JOE マフィアを売った男』写真ギャラリー
アメリカの犯罪史に名を残したという日系人マフィア“東京ジョー”ことケン・エトー。犯罪者でありながら、日本人的な一本筋を通した生き様に感銘を受けたという東儀は「すごい悪いやつでどうしようもないんだけど、ものすごく共感できた。武士道や忠義心がテーマに浮かび、そうだよ日本人ってこうだったんだよ! っていう再確認ができました。もうこの映画大好きです!」と絶賛。そんな東儀の感想に心底うれしそうな小栗監督は「スタッフ以外の感想を直接聞くのは初めてで、すごく恐かったけど、まずはほっとしました」と語った。
幼少時代を外国で過ごしたという東儀は「中学生のころ、近所のメキシコ人に“お前日本人だろ。中国大陸のどこにあるんだ?”と言われ、できもしない空手や柔道の形で相手をビビらせたことがある」というエピソードを明かし、さらには「外国にいたからこそ、日本や日本人って何なんだろうと考える機会も多く、誇りと責任感が自然と芽生えて、文化の雅楽に身を置くようになった」と自身のルーツを明かした。
映画『TOKYO JOE マフィアを売った男』はマフィアを破滅に追い込んだ日系人、東京ジョーことケン・エトーの実像に迫る犯罪ドキュメンタリー。頭部に3発の銃弾を浴びながらも奇跡的に助かったいうその人生は衝撃的で、アメリカの配給会社も本作に興味を示しているとのことで、今後期待される作品だ。
映画『TOKYO JOE マフィアを売った男』は渋谷シネ・アミューズ、新宿バルト9ほかにて全国公開中