フランス映画祭の団長決定!ジュリエット・ビノシュは親日家?
毎年3月に六本木で開催されるフランス映画祭では、例年ソフィー・マルソー、カトリーヌ・ドヌーヴらフランスの大女優が応援団長になることで知られているが、今年はジュリエット・ビノシュに決まった。フランス映画だけでなく、ハリウッド映画でジョニー・デップと共演したなど、幅広い活躍をするビノシュが、団長に選らばれた喜びのコメントを公表した。
フランス映画について「ルノワールやブレッソン、ヴィゴ、トリュフォー、ゴダール、レネ、デュモンがもしいなかったら、映画芸術はどのようになっていたのでしょうか?」と自国への愛を語ったビノシュ。その一方でフランスと日本の架け橋となるべく、「日本の黒澤明、溝口健二、小津安二郎、北野武、是枝裕和、河瀬直美、宮崎駿、黒沢清です。彼らが存在しない映画の世界が考えられるでしょうか?」と日本の監督たちを“偉大なシネアシストたち”と称し、彼らがフランス映画に多大な影響を与えていることをアピールした。どうやら、国際的に評価の高い日本の監督たちをリスペクトしているらしく、親日家の一面がうかがえた。
そして最後に、「フランス映画祭は単なる公式行事ではなく、わたしたちが心から望んだ出会いの場です。その映画祭を代表することは、わたしにとって本当にうれしく、誇らしく思っています」と映画祭への尊敬の念を込めたコメントを寄せた。
フランス映画祭2009は、3月12日(木)から15日(日)まで、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催される。