バズ・ラーマン監督、フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を再映画化
ニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマン共演という豪華キャストの新作映画『オーストラリア』が全米公開中のバズ・ラーマン監督。ラーマン監督が、次回作としてF・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」の再映画化を進めているとハリウッド・レポーター紙が伝えた。ラーマン監督は、フィッツジェラルドの代表作である同小説は経済危機の現在にぴったりな寓話であると考えているようで、急ピッチに再映画化を進めているそうだ。
小説「グレート・ギャツビー」は、1920年代のアメリカ上流階級に属する若者の生き方を通して非情な社会の現実を描く大作で、これまでに何度も映画化されているが、1974年に制作された『華麗なるギャツビー』はロバート・レッドフォードとミア・ファローが主演し、アカデミー衣装デザイン賞と編曲賞を受賞した。
日本では来年2月に封切り予定の『オーストラリア』。11月26日に、アメリカとオーストラリアで同時公開し大々的に宣伝されたが、批評家からの評価は辛らつで、次回作の「グレート・ギャツビー」再映画化でラーマン監督の技量が問われるところだ。