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全米俳優組合、ストで内輪もめ勃発!ジョージ・クルーニーvs.メル・ギブソン?

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全米俳優協会(SAG)のプラカードをかかげる組合員
全米俳優協会(SAG)のプラカードをかかげる組合員 - Charley Gallay / Getty Images

 業界内で最大規模で一番結束が固いと言われていた全米俳優協会(SAG)が異例の仲間割れを起こしている。ストライキを行なう否かの投票を決行するかどうかで、内輪もめが激化してきた。トム・ハンクスジョージ・クルーニーロバート・レッドフォードといった著名スター約130名を筆頭に東海岸のリーダーを含めたイーストコース支部のほとんどがストライキ反対派にまわっている。これは組合員の半分に近い人数だ。

 猛烈な反対に合い、組合自体がバラバラになるのを恐れたSAG会長のアラン・ローゼンバーグ氏と最高監修役のダグ・アレン氏は、本日緊急に1月2日に行なわれるはずだったスト決行を決める投票を遅らせること決定した。代わりに1月12日に組合上層部による特別議会を行い、そこで組合内の対立を緩和しこれからの動向を決めていくという方針をうちだした。

 SAG組合会長によると、ストライキはプロデューサー協会との滞っている契約金論争へのテコ入れになることを強調しており、依然としてストライキをやるべきであるというスタンスを崩していない。「投票の遅延によって、組合員たちにストライキの大切さを教育する時間が稼げることになる。」とLAタイムス紙に語ったローゼンバーグ氏だが、この“ストライキの大切さを教育”することにあたっては、東海岸支部を中心に前代未聞の猛反対にあっており、ニューヨークの組合員たちは公の場で、ローゼンバーグ氏をこぞって批判している。

 だが、問題なのは、この猛反対は一致団結の反対運動ではなく、ストライキ賛成派の組合員の中には、元SAG会長エド・アズナー氏やセレブのメル・ギブソンなど、セレブ約100名を含む組合員が徒党を組んでいるということ。このことがSAGを真っ二つに仲間割れさせる原因となっており、1月12日の特別会議で組合側がどのような話し合いを持つかに興味が持たれている。

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