『バットマン』のゴードン市警本部長、死去
映画『バットマン』『バットマン リターンズ』『バットマン フォーエヴァー』『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』でゴードン市警本部長を演じてきたベテラン俳優パット・ヒングルが亡くなった。84歳だった。血液ガンの一種である骨髄異形成症候群を患っていたパットは、1月3日にノース・カロライナの自宅で息を引き取ったという。
ロサンゼルス・タイムズ紙によると、名脇役として知られるパットは、数多くのテレビや映画に出演しながらも舞台を一番好んだという。1955年にはエリア・カザンの目にとまり、ブロードウェイで初上演されたテネシー・ウィリアムズの「熱いトタン屋根の猫」に出演。2年後には舞台「階段の上の暗闇」にキャスティングされ、トニー賞にノミネート。翌年には再びカザンによって舞台「J.B.」の主役に抜てきされ、トニー賞とピューリッツァー賞を受賞している。