ロマン・ポランスキー監督の新作へジェームズ・ベルーシとトム・ウィルキンソン出演
故ジョン・ベルーシの弟のジェームズ・ベルーシと、『フィクサー』でアカデミー助演男優賞にノミネートされたトム・ウィルキンソンが、ロマン・ポランスキー監督の新作映画『ザ・ゴースト』(原題)へ出演するとハリウッド・レポーター紙が伝えた。すでに同作にはピアース・ブロスナンとユアン・マクレガーの主演が決まっていて、ロバート・ハリスの同名ベストセラー小説を基に、前イギリス首相の自伝小説のゴーストライターを任された男が、ある秘密を知ってしまったことからトラブルに巻き込まれてしまう政治サスペンスが展開する。ピアースがトニー・ブレアをモデルにしているといわれている前イギリス首相を務め、ユアンが彼のゴーストライターを演じ、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ、ロバート・パフも出演する。撮影は2月からベルリンで行われる予定だ。
1982年に33歳の若さで亡くなった兄ジョン・ベルーシに続いて、ジェームズも「サタデー・ナイト・ライブ」に出演し、1980年代から1990年代初めまで『K-9/友情に輝く星』『カーリー・スー』などの主演映画へ出演した。最近はテレビ界を中心に活躍していて、「アコーディング・トゥ・ジム」(原題)というジェームズ主演コメディー・ドラマが人気である。日本ではあまり知名度のないジェームズだが、コメディー俳優として実力のあるのジェームズの久々の映画出演はうれしいものだ。