緊急会見!アカデミー賞ノミネートの本木雅弘、「ぼう然としています」
第81回アカデミー賞
23日、第81回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた映画『おくりびと』の主演を務めた本木雅弘、そして滝田洋二郎監督が松竹本社で緊急記者会見に臨み、喜びを語った。日本映画としては山田洋次監督の映画『たそがれ清兵衛』以来5年ぶりで、12作目のノミネート作となる。
あふれんばかりの報道陣が詰めかける中、会場入りした本木は「もう十二分に評価いただいているので、これ以上コメントのしようがない。ぼう然としています」とノミネートから一夜明けた今も、興奮冷めやらない様子。と同時に「この作品には人知の及ばない力を感じる。よくぞここまで大きく育ってくれたと、まるで自分の子どものように誇らしい」とアカデミー賞への出陣を前に、緊張した表情で決意を新たにしていた。
また本作で共演した故・峰岸徹さんに対して本木は「お亡くなりになったのは残念だったが、こういう評価(今回のノミネート)は大きな救い。映画の中には生きている姿が残っているし、きっと峰岸さんも天国で喜んでいてくれるかな」と感慨深げに語っていた。
すでに本木と滝田監督がアカデミー賞授賞式に出席することも決定しており、当日はどんな衣装でレッドカーペットを歩くのか注目されるが、現時点では「あまり奇抜なことは考えず、ちゃんとタキシードを着こなせたらと」(本木)、「僕も無難にタキシードで」(滝田監督)とのこと。なお、会見中にテレビカメラマンの一人が体調不良で途中退出するハプニングがあり、本木も思わず口をあんぐりさせながら「お大事に……」と心配する一幕もあった。
映画『おくりびと』は新宿ピカデリーほかでロングラン上映中