予想外のオチに衝撃!『パッセンジャーズ』を観たら二度と飛行機に乗れない?
映画『シックス・センス』のように、ラストのオチが予想できない映画が近年増えているのだが、アン・ハサウェイ主演の映画『パッセンジャーズ』のオチはその中でも予想外だ。
最近は度肝を抜くような衝撃的ラストを用意する映画が好まれているようで、ラストシーンを口外してはいけないような作品も多くなっている。例えば映画『パーフェクト・ストレンジャー』は“ラスト7分11秒まで真犯人はわからない”とうたい、映画『ミラーズ』では“ラスト予想的中率0%”など、衝撃のラストをうたい文句にする作品が増えている。
3月7日に公開される『パッセンジャーズ』は、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客のカウンセリングを担当することになった、セラピストのクレアが陥る不可解な恐怖を描いていく心理サスペンス。生存者たちの食い違う事故の記憶や、航空会社の陰謀をにおわせる彼らの失踪(しっそう)。謎が謎を呼ぶ本作が迎えるラストは、これまでのどんでん返し系サスペンス映画をはるかに超える衝撃がある。さらにラストのどんでん返しだけでなく、登場人物たちの怪しさもポイントだ。
クレアの素性を知る生存者のエリック、グループセラピーを窓からのぞく謎の人物、そしてクレアの隣人……といった個性的なキャラクターたちは謎というパズルのピースになるわけだが、ストーリーが進むにつれてそのピースは、はまるどころか形を変化させ、クレアと観客を困惑させるのだ。
巧妙でリアルな本作を作り上げたのは、ノーベル文学賞受賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの息子、ロドリゴ・ガルシア監督。特に墜落現場の描写は、偶然通りかかった一般人が本物の墜落事故と勘違いしてしまったほど。本作の衝撃的ラストを体感してしまったら、飛行機には二度と乗れなくなってしまうかもしれない。
映画『パッセンジャーズ』は3月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国公開