オスカーノミネートのリチャード・ジェンキンス、ジョニー・デップと共演
映画『ザ・ビジター』(原題)で本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたリチャード・ジェンキンスが、ジョニー・デップと共演することが明らかになった。ハリウッド・レポーター紙が、リチャードとアーロン・エッカートの二人が新作映画『ラム・ダイアリー』(原題)へ出演すると伝えた。同作は、「ラスベガスをやっつけろ」の原作者として知られるハンター・S・トンプソンの同名小説を映画化するもので、ハンターが1950年代にプエルトリコのサンフアンでリポーターをしていたときの体験を基に、酒とドラッグ、三角関係に嫉妬(しっと)の要素を交錯させた人間ドラマだ。ジョニーが長年映画化を進めていた企画で、ジョニーが主人公のフリージャーナリストのポール・ケンプを演じる。リチャードはケンプが働く新聞社を監督する人物を演じ、アーロンはアンバー・ハードふんする女性をめぐってケンプと三角関係になる男性を演じる。監督と脚本は、映画『広告業界で成功する方法』のブルース・ロビンソンが手掛け、撮影はプエルトリコで3月30日から開始される予定だ。
本年度アカデミー主演男優賞にノミネートされたリチャードは、1970年代からTV・映画で幅広く活躍している俳優で、今回がオスカー初ノミネートだ。これまで脇役を演じることが多かったが、TV「シックス・フィート・アンダー」で葬儀屋を営むフィッシャー一家の父親ナサニエル・フィッシャー役を演じ高い評価を得た。