レニー・ゼルウィガー、赤いセクシードレスで登場!恋人についてはノーコメント
第59回ベルリン国際映画祭
2月12日(現地時間)、ベルリン映画祭で映画『マイ・ワン・アンド・オンリー』(原題)のワールドプレミアが開催され、リチャード・ロンクレイン監督、主演のレニー・ゼルウィガーほかが会見した。
コンペティション参加の本作は、浮気性のバンドマンの元を2人の息子を連れて去り、自分に見合ったすてきな男性を捜し求めて旅をするアンの物語だ。アメリカの俳優ジョージ・ハミルトンの少年時代の実話が基になっており、アンに連れられてハリウッドに行ったジョージが俳優になることとなったきっかけも本作で知ることができる。遊び人ながら悲しさも感じさせるバンドマンを演じるケヴィン・ベーコン、アンを演じるレニーとも、懐かしい50年代の雰囲気をうまく出している。レニーは「衣装から何から、大好きよ。脚本を読んだ時から、もう待ちきれなかったわ。2人の息子と旅をする撮影も、ほんとうに忘れられない作品となったわ」と、乗りに乗って演じたことを明かした。パートナーを捜し求めての旅ということで、独身のレニーの実際はどうかと聞かれ、「それについては、ノーコメントとお答えしたいわ」と笑顔でかわした。
コメディーながら、女性の自立、家族愛といったテーマも盛り込まれ、笑いながらもホロリとさせられる作品に仕上がっている。ロンクレイン監督は評価が気になるらしく、「会見とは関係ないけど、よかったと思う人は手を挙げて」と会見終了後に記者団に逆質問し、大半の記者が挙手したことに一安心といった様子を見せた。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)