堺雅人や生瀬勝久らデカすぎる伊勢エビかぶりつき!「めちゃうまい!」
8月に公開予定の映画『南極料理人』の現場見学と記者会見が東宝撮影所で行われ、沖田修一監督をはじめ、南極越冬隊員を演じた堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、そして豊原功補らが勢ぞろいした。
南極ドームふじ基地を再現したセットで、この日行われた撮影は、調理担当の西村(堺)が腕によりをかけて作った伊勢エビのフライを隊員たちが食べるシーン。この伊勢エビの大きさがハンパではなく、身の部分だけでも普通サイズの缶ビールより太くて長いという巨大版。それに、大口を開けてかぶりつく隊員たち。撮影後の記者会見で味の感想を尋ねられると、生瀬は「めっちゃくちゃうまい!」と開口一番。堺も「本当おいしかったですよ。“エビの頭のみそをタルタルソースに生かしてみました”ので」と劇中のセリフを交えながら答えた。
「西村役に堺さんをキャスティングした理由は、彼が料理をしている姿が見たかったから」と沖田監督。その期待に応えるべく、実際に料理指導を受け、中華なべの振り方や、盛り付けの仕方、そしてラーメンの打ち方など一通りの調理技術を学んだという堺。「今までは一人で作って、一人で食べるという感じで、料理は生活の延長でしかなかった」という堺だが、最近は人に料理を作って食べさせる喜びにも目覚めたようだ。「ご飯まだ?って聞くとき、人は皆無邪気な顔になり、目をキラキラさせるじゃないですか。家庭のお母さんたちはこの目を見ながら、毎日料理しているんだって思いました。本作を通じて、食に対するイメージが変わりましたね」と笑顔でコメントした。
本作は地の果てにある南極ドームふじ基地を舞台に、8人の男たちによって繰り広げられる、実話を基にした物語。この基地に単身赴任でやって来た料理人・西村(堺)が使う食材はフォアグラ、伊勢エビなど豪華絢爛(けんらん)なものばかり。時に笑い、時に怒り、時に遠く離れた家族を思って泣く男たちのドラマを描く。
映画『南極料理人』は8月、テアトル新宿ほかにて全国公開