実写版「ドラゴンボール」の映像に観客は賛否両論で大荒れ?日本で世界最速上映!
「週刊少年ジャンプ」で連載され、爆発的人気を獲得した鳥山明の大ヒット・コミックをハリウッドで実写映画化した映画『DRAGONBALL EVOLUTION』のワールドプレミアが10日に日本武道館で開催され世界に先駆け、この話題の映画が日本で上映された。
映画『DRAGONBALL EVOLUTION』写真ギャラリー
原作はアニメ、コミックともに国民的な大ヒット作だけに、実写化が発表された時点からインターネットなどで、ファンからの賛否両論の嵐が吹き荒れていた。すでに公開されている予告編についても厳しい意見が相継ぐ中、上映となったこの話題作だが、見終わった観客たちの意見は賛否両論真っ二つだった。
この日、日本最大規模のポータルサイトYahoo!JapanやMSN Japanでは、この世界的話題作のワールドプレミアをリアルタイムで動画中継するほどの注目の高さ。各ポータルサイトの作品レビューには、矢の様な早さでレビューが書き込まれ、試写会を観た人の意見で埋め尽くされている。その大方の意見は「原作と違いすぎる」と作品への不満をぶちまけているが、中には「ハリウッドだけあって映像がいい」や「アクション映画として楽しめた」などの意見もあり、意見は両極端。
確かに悟空とともにアニメやコミックで育った根強いファンには、原作と異なる世界観をおいそれと容認できるハズはない。しかし、先入観なしに一つの作品として鑑賞すれば、莫大な予算を投入して作り上げたハリウッドのビジュアル・エフェクツの技術の高さは邦画をはるかにしのぐものがあり、あの宇宙的規模ともいえる原作の世界観を実写で表現したことは評価すべきところだ。
原作の鳥山明はこの映画について「別次元のもの」とコメントを寄せているが、偉大な原作の力をぬぐい去ることは不可能で、誰しも悟空やブルマ、チチ、ピッコロ、亀仙人など、お気に入りのキャラクタが、どれだけ原作のイメージに忠実かを比べるに違いない。そして、その違いがそのまま作品評価に反映された厳しい意見は公開後も続くだろう。
しかし、ハリウッド映画がこれだけの規模と予算をかけて作り上げた日本の国民的人気作品。娯楽映画として気楽に楽しんでみるのもいいのでは? 映画の上映時間も1時間27分とちょうどいい。
映画『DRAGONBALL EVOLUTION』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開