鳥越俊太郎、女子アナとの合コンを徳光さんに暴露される!
15日、クリント・イーストウッド最新作『グラン・トリノ』の試写イベントが新宿ピカデリーで開かれ、本作の応援サポーターである鳥越俊太郎と徳光和夫がトークショーを行った。
鳥越は69歳、徳光は68歳と同世代。しかも、鳥越はガンで4回の手術を経験、徳光は心筋梗塞を患った経験を持つとあって、人生の締めくくり方をテーマにした本作への思い入れはかなり強い様子。それに加えて、鳥越は大のクリント・イーストウッドファン。この日のトークショーは予定時間を15分以上オーバーするほど盛り上がった。
「主人公のウォルトのように、若者と接することで、何らかの意識が変わったという経験はあるか?」という質問に対して、鳥越は「わたしは基本的に若い人は嫌いなんです。青臭かった昔の自分を思い出すので」と照れながら話すと、徳光は「でも、女子アナとの合コンは結構やっていますよね」と鳥越の意外な一面を暴露した。
「どんな人生の締めくくり方をしたいか?」と記者から質問がとぶと、鳥越は「畳の上で死ねればいい。モーツアルトの40番かバッハのチェンバロ協奏曲のCDを聴きながら、『食うものは食った、女性もできるだけ知った、仕事もした』と、後悔なく最期を迎えられればいいね」とコメント。それとは逆に徳光は、「わたしは劇的な最期を迎えたい。『これを孫娘に渡してくれ』と万馬券を握り締めて死ぬとか、巨人の2軍戦を観戦に行って、ファールボールが頭に当たって死ぬとか」と話して会場の笑いを誘った。
本作は、愛車「グラン・トリノ」を磨き、眺めることだけが楽しみの元自動車工の老人、ウォルト(クリント・イーストウッド)が主人公。隣家に住むモン族の少年タオは、不良グループにそそのかされ、グラン・トリノを盗もうとするが未遂に終わる。その事件をきっかけにウォルトとタオの交流が始まる。父親のいないタオを一人前の男にすることに喜びを見出し始めるウォルトだったが、タオはある事件に巻き込まれてしまう。タオを守るため、ウォルトがつけた男の決着とは……。
映画『グラン・トリノ』は25日より、丸の内ピカデリーほかにて全国公開