「崖の上のポニョ」が生まれるまでのドキュメンタリー!宮崎駿の思考過程を12時間で知る
2008年の興行収入ナンバーワンの155億円(日本映画製作者連盟資料より)を記録した映画『崖の上のポニョ』の制作過程をドキュメンタリーにした「ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~」のDVDが7月3日に発売される。
このドキュメンタリーは何と12時間32分にもおよび、DVDは5枚組で発売される。その映像はNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の取材班が映画『崖の上のポニョ』の構想段階から約2年の時を費やし宮崎駿監督に密着し、創作の秘密や素顔に肉薄していく。巨匠と呼ばれる人でありながら、あくなき探求心で自分の作品を常に冷静に見つめ続ける宮崎監督の姿には、日本の伝統的なもの作りの心が見えてくる。
CG全盛のアニメ業界にあって、「もう一度エンピツで映画を作りたかった」とあえて手書きにチャレンジした宮崎監督の創作精神は時には周りを寄せ付けないほどストイックだが、時には地球全体を包み込むかのような笑顔で人を引きつける。そんな中で「ポニョ」やそのほかのキャラクターが生まれてくる過程をじっくりと見つめられることは、ほかに類を見ない貴重な体験だ。ジブリ、アニメファンでなくとも何かを感じとれるドキュメンタリー作品に仕上がっている。
「ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~」DVD5枚組は9,240円(税込)、ブルーレイディスクは2枚組11,340円(税込)で、7月3日ウォルト ディズニー スタジオ エンターテイメントより発売