鶴瓶、誰からも愛されて、撮影中は地元市民のカウンセラー!
18日、茨城県の常陸太田市民交流センター・パルティホールにて、映画『ディア・ドクター』完成披露試写会とティーチインが行われ、主演の笑福亭鶴瓶、西川美和監督が登壇した。常陸太田市は本作の撮影ロケ地として使われ、この日はエキストラなど撮影に協力した地元の人々を招いてのお披露目となった。
最初に市長があいさつをしていると、舞台袖から待ちきれない様子で鶴瓶がちょくちょく顔を出し、その度に観客からは笑いが起こっていた。撮影中にすっかり地元の人気者になったという鶴瓶は、「こっちへ来るとなつかしいね」と満面の笑み。世話になった市民への感謝を強調し、会場に顔なじみになった人を見つけては声をかけて思い出話に花を咲かせ、会場はかなりアットホームな雰囲気に包まれた。
美人監督としても有名な西川監督は「否応なく人に好かれる人を求めていたので、(鶴瓶を)主演にキャスティングしたけど、ここまで地元で愛されるとは思わなかった」と感慨深げ。市民が鶴瓶の楽屋を訪ねて悩み相談までしていたそうで「鶴瓶師匠がカウンセリングしているのを、(共演の)瑛太君がそばで聞いていましたね」と当時の様子を語った。すると鶴瓶が「瑛太は最初、年配の人に知名度なくて「しょうた」と言われていた(笑)。でも当時放映されていた「篤姫」のおかげでどんどん人気が出てきていたね~」とユーモアたっぷりに語り、集まった記者たちを笑わせていた。
『ディア・ドクター』は、笑福亭鶴瓶が初主演を務めるヒューマンドラマ。小さな村を舞台に、村人全員に愛されていた一人の医師の謎の失踪劇がときにシリアスに、ときにユーモラスに描き出す。共演者には、瑛太のほか、八千草薫、余貴美子など、若手からべテランまで実力派のキャストが勢ぞろいしている。
映画『ディア・ドクター』は6月27日よりTOHOシネマズひたちなかほかにて全国公開