『レス・ザン・ゼロ』の続編へロバート・ダウニー・Jrらオリジナルキャスト集合か?
4月24日からアメリカで公開される映画『ジ・インフォーマーズ』(原題)の原作者で、ジェネレーションX世代を代表する作家ブレット・イーストン・エリスが、1987年の映画『レス・ザン・ゼロ』の続編について語った。
エリスがMTVに対して語ったところよると、自身の処女小説を映画化した『レス・ザン・ゼロ』の続編について考えているそうだ。エリスは続編小説の執筆をすでに終了していて、2010年5月の刊行を予定しており、タイトルは「インペリアル・ベッドルームズ」(原題)になるとのこと。前作や映画『アメリカン・サイコ』『ルールズ・オブ・アトラクション』のように、『レス・ザン・ゼロ』の続編小説も素晴らしい映画になると考えているエリスは、前作へ出演したアンドリュー・マッカーシー、ジェイミー・ガーツ、ロバート・ダウニー・Jr、ジェームズ・スペイダーが再び出演してくれるよう願っていると語った。続編小説の舞台は1980年代から現代へと移り、前作に登場したキャラクターのその後が描かれるそうだ。
『レス・ザン・ゼロ』は、ロサンゼルスの上流社会に属する若者たちの退廃的な生活を衝撃的に描いた青春映画で、アンドリューは東部の大学へ進学しクリスマス休暇にロサンゼルスへ戻ってきた主人公クレイを演じ、ジェイミーがモデルになるといって大学進学を取りやめた元恋人を、ジェームズは借金をかたに男娼までさせる冷酷な麻薬売人を演じていた。ロバートは、起業に失敗し多額の借金を抱え、親からも勘当され自滅の道を歩む麻薬中毒の親友を迫真の演技で演じていた。映画では、ロバートが演じたジュリアンは死亡してしまったが、続編小説には傷つきやすくまじめで落ち着いた人物として登場するそうだ。『レス・ザン・ゼロ』で演じたキャラクター同様に、ドラッグの問題を抱え、克服し復活したロバートが続編小説の映画版へ出演するのか期待が高まっている。