深津絵里、若々しい美しさと大人の魅力でティーン女優を圧倒!
22日、スペースFS汐留で映画『女の子ものがたり』の完成披露試写会が開催され、主演の深津絵里、大後寿々花、福士誠治、波瑠、高山侑子、原作者の西原理恵子、森岡利行監督が舞台あいさつを行った。
タイトル通り、女性キャストが勢ぞろいし、華やかな雰囲気で行われた舞台あいさつの主役は何といっても、主演を務めた深津だった。大後、波瑠、高山ら10代の共演者に負けない若々しい美しさと、30代だからこそ出せる大人の魅力を兼ね備えたその存在感に、会場に集まった関係者も改めて、息を飲んだ。原作者・西原の少女時代を描いた本作に、深津は「原作には心の底の底の底で、本当に刺激され、揺さぶられた。出会えて良かったと思います」とコメント。一方、自分のいわば分身を深津が演じたことについて、西原は「わたしの半分くらいの(大きさの)人が、わたしを演じるなんて……」と自嘲気味に語っていた。
舞台あいさつの最後に、子どものころの夢について聞かれ「早く大人になりたかった。今でも大人というものがよくわかりませんが」と答えた深津だったが、今後も大人の女優として魅力的であり続けるはずと誰もが確信した場となった。
『女の子ものがたり』は今年、マンガ家生活25周年を迎えた西原の自叙伝を映画化した作品。スランプに陥った漫画家の菜都美(深津)がふとしたことから、少女時代の親友に思いをはせながら、自分を取り戻すまでを温かく、かつシビアに描いた感動作となっている。
映画『女の子ものがたり』は2009年秋、渋谷シネクイント、シネカノン有楽町ほか全国公開