チュ・ジフン容疑者、主演映画公開続行と延期が決定
28日、韓国の人気俳優チュ・ジフン容疑者が麻薬を使用した疑いで書類送検されたことを受け、主演映画2本の日本公開の有無が明らかになった。
チュ・ジフン容疑者主演作2本を配給しているショウゲートの発表によると、現在公開中の映画『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』に関しては、このまま公開を続けるという。この判断は、すでに劇場前売り鑑賞券を購入している方に、これ以上迷惑を掛けないための配慮のようだ。しかし、今後公開予定だった劇場に関してはいまだ協議中で、随時映画のオフィシャルサイトやショウゲートのオフィシャルサイトにて状況を報告する予定だ。近隣の劇場が上映中止になり、鑑賞ができない方に関しては、チケットの払い戻しに応じるという。
一方、5月30日公開予定の映画『キッチン ~3人のレシピ~』については、公開延期が決定しており、延期の期間については未定だという。本作の劇場前売り鑑賞券は3月14日より発売が開始されていることから、すでにチケットを購入している方もいるため、ショウゲートはその対応にも追われることになる。
今回の事態について、ショウゲートは「当社としましても甚だ遺憾に感じております」とオフィシャルサイトで発表した。関係者も「今は混乱状態で……」とマスコミやファンへの対応に追われていることを明かした。チュ・ジフン容疑者の処分が判明していない中での対応だけに未確定の要素が多く、関係者一同混乱状態のようだ。
チュ・ジフン容疑者は、昨年3月に知人が開いたパーティーにて合成麻薬「エクスタシー」を使用した疑いで、今月26日に書類送検された。韓国の警察当局によると、ほかにも複数の芸能人が関与している疑いがあり、韓国芸能界全体に波紋が広がっている。
映画『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』は恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町ほかにて公開中