オリヴァー・ストーン監督とマイケル・ダグラスの再コンビで『ウォール街』続編製作へ
世界経済の中心であるウォール街を舞台に、冷酷なマネーゲームを描いた1987年の社会派映画『ウォール街』の続編が製作されることが決まったようだ。
ロサンゼルス・タイムズ紙のブログ版が伝えたところによると、前作から引き続きオリヴァー・ストーン監督がメガホンを取り、マイケル・ダグラス主演により続編映画『ウォールストリート2』(原題)が製作されると20世紀フォックスが明らかにしたとのこと。マイケルが演じるのは前作の最後でインサイダー取引で逮捕されたカリスマ投資家ゴードン・ゲッコー役で、シャイア・ラブーフが出演交渉中であるとのこと。出演が決まればシャイアが演じるのは、前作でチャーリー・シーンが演じたような成功を夢見る若き証券マンで、ゲッコーに指南を仰ぐ役柄だ。続編の脚本は、映画『ディープエンド・オブ・オーシャン』のスティーヴン・シフが手掛け、映画『ラスベガスをぶっつぶせ』のアラン・ローブがリライトを担当する。撮影開始は今年の夏ごろの見込みだ。
オリヴァー監督は今年の2月に、MTVのインタビューに対して「『ウォール街』の続編は監督しない」とコメントしていたが、ハリウッド・レポーターによるとアランのリライトした脚本のアイデアが素晴らしく監督がメガホンを取る気になったようだ。オリヴァー監督と前作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマイケルが再び続編へ参加するとなると大いに期待でき、また現在の世界的経済危機状況も続編を製作するにはぴったりのタイミングかもしれない。