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三木聡の新境地!最新劇場公開作はトンでもなくポジティブ!

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シュールな笑いと明るいメッセージで新境地を見せてくれた三木監督
シュールな笑いと明るいメッセージで新境地を見せてくれた三木監督 - (C)2009「インスタント沼」フィルムパートナーズ

 シュールな世界観が熱狂的なファンを生んでいる三木聡監督が、最新劇場公開作映画『インスタント沼』で、三木監督の持ち味である不思議な笑いだけでなく、力強いメッセージがプラスされたドラマを描き新境地を見せている。三木監督といえば、人気テレビドラマ「時効警察」で脚本と演出を担当し、独特な持ち味で人気を博した。
 
 新作の『インスタント沼』でもその三木ワールドはさらにパワーアップ! 自らを「電球」と名乗る骨董屋の親父、カッパを探しに行って池に落ち病院に運ばれる主人公ハナメの母親、そしてハナメが大事にしているのは錆びた折れクギ……といった風変わりな三木ワールドがしょっぱなからさく裂する。そして、人生がジリジリと悪い方へ向かっていく“ジリ貧”に陥りながらも、決してくじけることのないヒロインのハナメを演じたのは「時効警察」でも三木監督とタッグを組んだ麻生久美子。物語のキーワードは「人生うまくいかないときは、水道の蛇口をひねれ」という奇妙な一言。映画の中盤で明らかになる、三木流の不思議な言葉に込められた力強いメッセージは、思わずハア~っとため息が漏れてしまうこのご時世の暗さをスカッと打破してくれるはずだ。

映画『インスタント沼』写真ギャラリー

 放送作家、脚本家、演出家などさまざまな顔を持つ三木監督のユーモアセンスは、長年にわたり、大竹まこと、きたろう、斉木しげるの3人が組むコントユニット「シティボーイズ」の舞台演出を担当していたというだけあって筋金入りだ。2006年から放送が開始されたテレビドラマ「時効警察」では数回にわたって脚本、演出を手掛け、担当した回は高視聴率を誇るなど、人気は一部のコアなファンにとどまらず、お茶の間にも広がりつつある。

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 2005年に公開された監督作品映画『亀は意外と速く泳ぐ』では、主演の上野樹里のコメディエンヌとしての魅力を存分に引き出し話題になった三木監督。これまでの作品では、独自のギャグを散りばめたせりふと不思議なテンションを持った演出などが注目されていたが、この『インスタント沼』は一味違う。今までのようにスカッと笑い飛ばしてスッキリ爽快(そうかい)になるだけではなく、観終えてからも自分の人生についていろいろと思いを巡らせることができる、清涼剤……というよりはビタミン剤のように心に効く一作だ。

映画『インスタント沼』は、5月23日よりテアトル新宿、渋谷HUMAXシネマほかにて全国公開

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