『スター・トレック』のイケメン俳優クリス・パインの過去はオタク!?
テレビドラマ「LOST」や映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』『M:i:III』の天才クリエーター、J・J・エイブラムスが手掛けた映画『スター・トレック』で、見事に主人公のキャプテン・カークの座を射止めたハリウッドの新星クリス・パインが、インタビューに答えてくれた。
映画『プリティ・プリンセス2/ロイヤルウェディング』『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』では、脇役ながら強烈な印象を残したクリス。そんな彼が、突如つかんだハリウッド超大作の主役。彼は、この瞬間をロサンゼルスのカフェで迎えたそうだ。「お茶をしていたら、僕のエージェントから携帯に電話があったんだよ。エージェントから電話なんて、だいたいオーディションがある、とかそういうことなのに、なぜかそのときはすごくいい予感がしたんだ。主役に決まったと聞いたときは、大興奮だったよ!」とあまりの興奮に、駐車場まで大声を上げて走り出したり、踊ったりと大はしゃぎしたと話すクリス。その光景を思い出したのか「あのときの僕を見た人は、頭がおかしいやつだと思っただろうな」と笑みを浮かべていた。184センチという長身にがっしりとした肉体、そしてさわやかな笑顔を見せてくれるクリスは、まるでアメフト部の花形スターのようだ。学生時代はモテたのではないかと聞いてみると、「いやいや、全然! オタクだったから、まったくモテなかったよ……」と意外な答えが返ってきた。
先日、新宿で行われた『スター・トレック』のジャパンプレミアは、エイブラムス監督をはじめ、映画『ミュンヘン』のエリック・バナや、テレビドラマ「HEROES/ヒーローズ」シリーズのサイラー役で一躍人気者となったザカリー・クイントなど豪華なハリウッド俳優が登場したり、会場には巨大なUSSエンタープライズが登場したりと、大盛り上がりのイベントとなった。クリスもプレミアイベントを振り返り「本当に楽しかった」と目を輝かせながら話してくれた。会場に集まった多くのクリスファンについては「日本のファンは、みんな礼儀正しいし、本当にキュートだよね。あんなガールフレンドがほしいよ!」とさわやかな笑顔を浮かべながら感想を語ってくれたクリス。そんなたくさんの女性から、急にアプローチされるようになれば、いい気になってしまうのでは……? 「実は、僕には姉がいるんだけれど、その姉がとにかく怖いんだよ(笑)。だから、僕が少しでも調子に乗ったような発言をすれば、ぶん殴られるし、ゴシップで変な記事が書かれたら確実にぶっ飛ばされる! だから、スターになっても、そのままでいたいと思っているよ」
ポストブラピといわれ、アメリカで大注目を浴びているクリスだが、体育系のお姉さんのおかげなのか、とにかく謙虚でまじめ。『スター・トレック』では、ザカリーふんする若きスポックとともに、さまざまな危機を乗り越えながら、USSエンタープライズで仲間たちと旅立つ。魅力あふれるクリスの、さわやかな演技に期待してほしい!
映画『スター・トレック』は5月29日より丸の内ルーブルほかにて全国公開