カンヌでジャパン・ナイト開催!テーマはエコロジー
第62回カンヌ国際映画祭
開催中の第62回カンヌ国際映画祭で現地時間15日、第22回東京国際映画祭とTIFFCOM2009主催によるパーティー「ジャパンナイト」が行われ、約1,000人の来場者でにぎわった。その席上、依田巽チェアマンから地球環境保全及び持続可能な社会への活動を推進する「グリーンカーペットクラブ」を発足したことが発表された。
東京国際映画祭は昨年より「エコロジー」をテーマに掲げ、ペットボトルをリサイクルしたグリーンカーペットやグリーン電力での映画上映を実施。また、「natural TIFF」部門を新設し、映画を通じて自然と人間の共存を考える作品を上映して話題となった。
クラブの発足は、その啓蒙活動をさらに広めるべくネットワークを構築するもので、すでに映画『レッドクリフ』シリーズのジョン・ウー監督や、映画『ブラインドネス』のフェルナンド・メイレレス監督らが賛同者として名を連ねている。
また新たにこの日、カンヌ滞在中の是枝裕和監督やベルリン国際映画祭ディレクターのディータ・コスリック氏が賛同の意を表したという。
同クラブの参加者は現在、映画関係者や企業に限られているが「いずれ一般の方々にも参加できる組織作りを考えています」(広報)という。
第22回東京国際映画祭は10月17日から25日、TIFFCOM2009は10月20日から22日に開催される。(取材・文:中山治美)