ナルニアのカスピアン王子ことベン・バーンズが、ナルニア第3章の現状を語る!
映画『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』でブレイクした若手俳優ベン・バーンズが、新作映画『イージー・ヴァーチュー(Easy Virtue)』(原題)と映画『ナルニア国物語/第3章』について語ってくれた。
本作は、スキャンダラスな過去をひた隠しにしていた女性ラリータ(ジェシカ・ビール)が、イギリスの上流階級の男性ジョン(ベン)と結婚したことによって巻き起こる騒動を描く。クリスティン・スコット・トーマス、コリン・ファースなどが出演している。
カスピアン王子とはかけ離れたキャラクターのジョンを演じようと思ったきっかけは? 「意識的に、カスピアン王子とは違ったキャラクターを探していたと思う(笑)。それに脚本がとても気に入ったんだ。ただしジョンは個性がなく、同情し難いキャラクターで、観客が彼を理解してくれるか不安だった。恐らく観客は、彼に対してとてもイラつくだろうね(笑)」と出演経緯を語る。
多くにファンが気になっているのは、『ナルニア国物語/第3章』。これまでシリーズを制作していたディズニーが離れ、20世紀フォックスのもとで制作されることに決まっている。その進行状況は? 「とりあえず早く脚本を読みたいな(笑)。ただし、この映画は状況がコロコロ変わっているから、あまり多くを語りたくないよ。オーストラリアのゴールドコーストの近くのブリスベンで、7月末から撮影が開始される予定で、スタッフは現地で準備を始めているよ。言えるのはこれだけさ。前作では緊張して、ちゃんとした演技ができなかったけれど、今回は余裕を持って臨めるだろうね!」と教えてくれた。
彼の次回作は、映画『ドリアン・グレイ』(原題)。『イージー・ヴァーチュー(Easy Virtue)』(原題)と同じイギリスの時代物を扱っている作品に、続けて出演する懸念はなかったのだろうか? 「『イージー・ヴァーチュー』(原題)を撮り終えて、約2か月後には『ドリアン・グレイ』(原題)を撮影していたから、ほとんど続けて時代ものを撮影していた感じだね。『イージー・ヴァーチュー』(原題)の撮影中に、プロデューサーからオスカー・ワイルドの原作を渡されて、ドリアンの陰のあるキャラクターに興味を持ったんだ。50歳なのに21歳くらいにしか見えないところ、駆け引きのドラマ……。すごく面白いと思うよ!」と語ってくれた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)