『007』の次回作はアフガニスタンが舞台に?
今年1月に公開された映画『007/慰めの報酬』のヒットがまだ記憶に新しいところだが、うわさに上がっていたボンド映画の次回作の舞台が明らかになってきた。次回作の舞台については、ボンドのファンサイトの中で、アフガニスタンの元麻薬取締り当局メンバーが映画に協力する契約を交わしたと報じられ、舞台はアフガニスタンが濃厚で、麻薬にまつわる物語となりそうだ。
ちなみに、フレミング財団からの依頼で、2008年にイギリスの作家セバスチャン・フォークスが執筆した新作「デビル・メイ・ケア」が発売された。この作品では中東、特にペルシャ(現在のイラン)やアフガニスタンにおける麻薬取引について描かれている。しかし、製作のイオン・プロダクションは、この原作が「冷戦時代」を背景にしていることを問題にして、この作品の映画化を見合わせると発表しており、新作映画の原作が直接「デビル・メイ・ケア」であるかは明らかとなっていない。
『007』シリーズの中で、アフガニスタンが舞台となるのは1987年の映画『007/リビング・デイライツ』以来2度目。4代目ボンド、ティモシー・ダルトンがソ連の侵攻を受けたアフガニスタンで強制キャンプに連行される場面が描かれていた。今回、実際に撮影がアフガニスタンで行われるかどうかはまだわかっていない。