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柳楽優弥、10代の迷宮卒業「メンタル面が変わった」薬物騒動後初の公の場

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「オレ」「っす」を連発した柳楽優弥(右)と共演の蓮佛美沙子
「オレ」「っす」を連発した柳楽優弥(右)と共演の蓮佛美沙子

 俳優の柳楽優弥が13日、山梨・富士急ハイランドで行われた主演映画『戦慄迷宮3D』(清水崇監督)の製作会見に出席。昨年8月の薬物騒動以来、休養期間を挟んだ初の公の場で、10キロ近く増した姿で現れた。

「止まない雨」柳楽優弥 単独インタビュー

 自身のブログで昨年12月、「体重10キロぐらい増えたかな」「役作りじゃないです。太った自分を見てみたかったから。元々やせている方だからさ」と明かしていた通り、目の鋭さは変わらないものの、顔と体のラインは以前より丸め。「ふっくら、ばれました? ばれたか。食べ過ぎです。撮影前にジムに通ってやせた方なんですよ、2、3キロですが」と苦笑い。太くくっきりしたもみあげと前髪を上げたパーマヘアでも取材陣を驚かせ、「今までと違うようにしたいと思い、パーマをかけて前髪を上げた」と説明した。

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 本作は、富士急の人気アトラクションを映画化したオリジナルストーリーのスリラーで、今年が3D元年としてにぎわうハリウッドの3D映画ブームを先取りした日本初の長編3D映画。デビュー作映画『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を日本人初、史上最年少で受賞した柳楽と、和製ホラーの旗手としてハリウッドでも活躍する清水監督とのタッグでもあり、本作のプロデューサーによると、早くもカンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界三大映画祭のいずれかからオファーを受けているという。

 カンヌでの受賞は当時14歳で以降、ほとんどが主演作。薬物騒動の原因を、 天才少年と期待されたプレッシャーとも言われたが、19歳となり、本作で感じるプレッシャーを聞かれると「ないです」とキッパリ答え、騒動後の自身には「変わりまくりです。メンタル面ですね」と“10代の迷宮”からの卒業をアピール。だが会見中、足をパタパタ揺らしたり、あくびをしたりとあどけなさをうかがわせ、長く語らない単刀直入な物言いに、清水監督から「口ベタなだけです」とフォローを入れられ、はにかむようなひと幕も。

 今年4、5月に別の主演作映画『すべては海になる』を撮影しているが、同作は来春公開。10月に公開され復帰作となる『戦慄迷宮3D』について、「ストーリーもいいし、すごくカッコいい作品になると思う。すごい期待してください」と自信を見せた。

映画『戦慄迷宮3D』は10月より東京・新宿バルト9、大阪・梅田ブルクほかにて全国公開

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