マドンナ、2人目の養子縁組成立 マラウイの4歳女児
フリカ・マラウイの最高裁判所は12日、歌手のマドンナが申請した2人目の養子縁組を認めた。同日、イギリスのタブロイド紙デイリーメール紙などが報じた。
最高裁のラブモア・ムンロ裁判長は、マドンナが慈善団体を設立したり、マラウイのエイズ孤児たちの実態を描いたドキュメンタリー映画『I Am Because We Are』(2008年、日本未公開)を製作するなど、積極的に孤児支援活動を行っていることを評価。安定した収入があることなどを指摘した。
2人目の養子となるのは4歳の女の子、マーシー・ジェームズちゃん。マドンナが2006年、1人目の養子デービッド・バンダ君を迎えるために南部の商業都市ブランタイア近郊の孤児院を訪れた際、マーシーちゃんと出会ったという。
マラウイの法律では、外国人が養子縁組を申請する際、同国に18か月以上居住することが条件。マドンナはこれを満たしていないことを理由に今年4月、同国の高等裁判所から申請を却下され、上告していた。
数日中のうちに、マドンナ本人かマドンナの関係者がマーシーちゃんを引き取るためマラウイ入りする予定。しかし、マドンナは、7月4日から7週間のヨーロッパツアーを控えているため、マーシーちゃんとの対面が実現しても3週間も一緒に過ごせないと見られている。
マドンナは2006年、当時1歳のデービッド君との養子縁組を申請、2008年に正式に認められた。ほかに1998年、38歳で長女ルルド・マリアちゃんを出産。2000年、41歳でイギリスのガイ・リッチー監督との間に第2子となる長男ロッコ君を出産している。リッチー監督とは出産後の同年12月に結婚したが、昨年11月に離婚した。