岡村隆史と松雪泰子がお似合いの夫婦に!涙てんこ盛りの感動物語
世界で初めてサンゴの産卵に成功した男と、彼を支える最愛の妻と家族を描く感動のヒューマンストーリー映画『てぃだかんかん』で、ナインティナインの岡村隆史と松雪泰子が夫婦を演じることが、22日わかった。
本作は実話をモチーフにしたドラマで、今も沖縄の美しい海を取り戻すため、サンゴ礁の再生という夢の途上にいる男と、彼を支える最愛の妻の物語。監督は映画『デトロイト・メタル・シティ』 の李闘士男。ヒロインには映画『容疑者Xの献身』『余命』などで美しいだけでなく、演技派としても実力を見せ続けている松雪泰子が演じる。その夫で主演の金城健司役を幅広い年齢層に愛されているお笑いタレントの岡村隆史が務める。本作ではお笑いタレントとしてのキャラクターを一切封印し、本格的な演技に挑むところに注目だ。
そんな岡村は映画『岸和田少年愚連隊』、映画『無問題』シリーズなど主演を務めたことは幾度となく経験しているが、父親役は初めて。「父親役はプライベートでも体験していないので、完全に想像で取り組んでいます」と語る。妻役の松雪については、「役柄もそうですが、本当に人魚みたいな方だなーと思いました」とそのたたずまいを絶賛していた。
一方の松雪は、岡村との共演について「健司(映画での役名)というキャラクターをとてもチャーミングに、豊かに表現されていると思います」と女優の目から見ても、岡村の演技は合格点だったもよう。また、実話をモチーフにした物語という点については「リアリティーを出しやすいので、よりリアルに表現できると思いますし、金城さんのエピソードは信じることで物ごとを具現化していく力強さやポジティブな生命力を感じるので、とてもやりがいがあります」と実話であることをやりにくいとは感じずに、逆にプラスになっていることも明かした。
映画『てぃだかんかん』は沖縄を舞台に、サンゴにすべて賭けると宣言する金城健司の闘いの物語。岡村が実際に映画の主演である実在の人物金城浩二さん(映画では金城健司)に会い、少年のようだと感じたように、実際の金城さんは、ひたむきに理想を追い求める心のきれいな人。しかし、劇中での金城さんは、サンゴの産卵にあたって環境と開発の板ばさみに遭い、地元住民の反対や、多額の借金、学界からのバッシングなど数々の困難を乗り越え、家族とのきずなや自然の大切さを訴えていく姿が胸を打つ熱い作品だ。
映画『てぃだかんかん』は2010年G.W.全国公開