星野真里に直撃インタビュー!恋愛は追いかけるタイプ「好きか嫌いかはっきりして」
映画『私は猫ストーカー』(鈴木卓爾監督)で、猫好きなヒロインを演じた星野真里が、撮影の裏話や自身の恋愛観を語ってくれた。本作は浅生ハルミンの同名エッセーを原作に、町中の猫を追いかけるのが趣味の女性ハルと、彼女を取り巻く個性的な人々の人生模様を描いたハートウォーミングな作品。星野をはじめ、江口のりこ、宮崎将、徳井優、坂井真紀ら実力派俳優が共演を果たしている。
見どころは何といっても星野演じるハルの“猫ストーカー”っぷり。猫を怖がらせないよう、優しい言葉を投げかけながら、時には姿勢を低くしてほふく前進し、猫に近づいていく星野の姿は、猫たちに負けないくらいかわいらしい。「とにかく猫ちゃんに近づきたい一心で、気付いたらほふく前進していました。あのシーンは監督からの指示ではなく、あくまで自然な流れだったんですよ」と星野。映画に登場するのは、ロケ現場に偶然居合わせた野良猫や家猫たちだそうで、その愛くるしさは猫好きなら“キュン死”すること必至だ。
ハルのちょっと変わった日常を軸に、アルバイト先の古本屋の夫婦(坂井、徳井)や同僚(江口)らが、ユニークな群像劇を織り成すのも本作のポイント。特にハルのことを、半ばストーカーのように追い回す草食系男子、鈴木君(宮崎)の空回りぶりは、片思いの切なさにあふれている。星野本人も、身近に意中の相手がいれば、積極的にアプローチするタイプだそうで、「今までの恋愛を考えると、完全に追う方ですね。あまり気持ちをためておけないので、ちゃんと思いを伝えたいし、相手にも好きか嫌いかはっきりしてほしいです」と自身の恋愛観を明かしてくれた。
今年は、本作をはじめ「60歳のラブレター」(深川栄洋監督)、「空気人形」(是枝裕和監督)などの出演作が続々と公開される星野。今は、子どものころからの夢だった女優業がますます面白くなっているそうで、「すてきな作品に出会えると、それだけでうれしくなってしまって(笑)。この作品も観ていただけると、きっと温かな気持ちになれると思いますよ」と語る表情も、とびきり明るい。その笑顔は、町中でかわいい猫を見つけて、幸せを感じる『私は猫ストーカー』のヒロイン、ハルそのものだった。
映画『私は猫ストーカー』は7月4日よりシネマート新宿ほかにて全国公開