リメイク版『プレデター』の監督にニムロッド・アーントルが決定
アーノルド・シュワルツェネッガーが主演した1987年のアクションSF映画『プレデター』のリメイク版の監督がついに明らかになった。
映画サイトAint it Cool Newsが独占スクープとして、ロバート・ロドリゲスがリメイク版『プレデター』の監督をニムロッド・アーントルに決めたと伝えた。これまで監督候補には7人の名前が挙がっているとうわさされていたが、同サイトのハリー・ノウルズが個人的に親しいロバートへ問い合わせて正式にコメントを得て判明したもの。
ロバートはニムロッド監督に決めた理由として、「(ニムロッド監督の最新作)『アーマード』(原題)を観たとき、彼はアクション映画をうまく撮ることができ、鋭いキャスティング能力を持っていることがわかったんだ。彼は個性的で、才能あふれる俳優たちをうまく使ってきたクエンティン(・タランティーノ)を思い起こさせたね」と説明し、監督の才能にベタぼれの様子だ。リメイク版の『プレデター』も、オリジナル版と同じく、個性的な登場人物たちの性格を生かしたアクション映画として作られる予定で、ニムロッド監督にならただのアクション映画ではない新しい『プレデター』を任せられると考えたようだ。
リメイク版『プレデター』のストーリーに関してロバートは、現在執筆中でまだ詳しくは話せないとしているが、撮影はこれまでのロバート監督映画同様にテキサス州オースティンにあるトラブルメーカー・スタジオで撮影されるとのこと。またロバートは、映画『シン・シティ』でフランク・ミラーと共同監督をし、タランティーノがゲスト監督を務めたように、リメイク版『プレデター』も似たような共同制作になるのではないかと話し、企画を抱え過ぎて多忙のためにプロデュースだけにとどまると思われていたロバートがメガホンも握る可能性に含みを持たせた。
ニムロッド監督は、日本ではケイト・ベッキンセイルとルーク・ウィルソンが主演した映画『モーテル』のみしか公開されてなく知名度も低いが、ロバートが絶賛した最新作『アーマード』(原題)ではマット・ディロン、ジャン・レノ、ローレンス・フィッシュバーンが主演し、公開前からすでに高い注目を集めている。『アーマード』(原題)は、大金を積んだトラックを強奪しようとする犯罪ドラマで、サム・ライミがプロデューサーとして参加しており、アメリカで今年の12月4日に封切られる予定だ。