ハリポタのキャスト一同、ワールド・プレミアは白いリボンを巻いて
日本でも間もなく公開となる映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、7日にロンドンで行われるワールド・プレミアではキャストとスタッフ一同が、手首に白いリボンを巻いて出席することが決まった。
これは、昨年5月に、マーカス・ベルビィを演じていた俳優ロブ・ノックスがロンドン南部で刺殺された事件を受け、ロブへのトリビュートを示すもの。ロブは、パブで弟の携帯を盗もうとした男とけんかになり、男に刺されて死亡。男は殺人容疑で逮捕され、今年3月、終身刑を言い渡されている。ロブの死には主演のダニエル・ラドクリフやルパート・グリントも衝撃を受けており、ダニエルは「彼のことをよく知っていたとはいえないけど、いいヤツだったし、本当に悲劇だ」と心痛を語っていた。白いリボンは、ロブに限らずイギリスで増えているナイフによる殺人・傷害事件にあった被害者や家族に対する思いをこめたもの。ハリポタキャスト一同の願いがこもった演出となりそうだ。