インディ・ジョーンズもびっくり!シリーズ全4作に登場する意外な共演者を探し出せ!
世界興収7億8千万ドル(約780億円)の大ヒットを記録した映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』ヒットの要素の一つに、インディ以外の魅力的な共演者がある。その意外な共演者たちをふり返ってみよう。
シリーズ第3作の映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』でインディの少年時代を演じたのは当時、日本でもアイドル的な人気を誇っていたリヴァー・フェニックス。1993年に惜しくもこの世を去ってしまったリヴァーだが、1986年に名作映画『スタンド・バイ・ミー』の出演で注目され、同年に公開された映画『モスキート・コースト』ではハリソンと父子役で共演を果たした。そんな縁もあって、若かりし頃のインディ役に抜てきされたリヴァーは、タフな冒険野郎の素質と同時に、歴史を愛する繊細(せんさい)な学者肌の一面をのぞかせる見事な演技を披露している。
インディの共演者として忘れちゃいけないのが、彼の冒険を阻む気味悪い小動物たち。第1作の映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』には、インディが大の苦手なヘビが6,000匹(ちなみにヘビ嫌いの理由は、第3作のリヴァー演じる少年時代のトラウマが関係している!)、第2作『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』には昆虫1万2,000匹が登場する。CG全盛の現在では考えられないが、これらの小動物たちはほぼすべてが本物! 圧巻なのは、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』に登場するネズミ1万匹で、撮影に病気を持ったネズミを使うわけにはいかないと、スタッフが自分たちの手で繁殖されたというから驚きだ。
ちなみに第4作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』に登場する肉食アリの大軍は、超リアルなCG製。ぜひ最新VFX技術のすごさを堪能してほしいが、やはり見逃せないのは個性的な共演陣だろう。現在公開中の映画『トランスフォーマー/リベンジ』のシャイア・ラブーフや、第1作に登場するマリオン役のカレン・アレンが出演しているが、特におかっぱ頭でソ連軍大佐を喜々として演じるオスカー俳優、ケイト・ブランシェットのイメチェンぶりは必見。演技派女優として少々お堅いイメージも強い彼女だが、実はインディの熱狂的ファンで、ハリソンと初めて対面する際も「まずは、インディの衣装を着た状態のハリソンに会いたい」とミーハー根性丸出しだったとか。
半世紀に渡り、描かれた『インディ・ジョーンズ』シリーズ。その当時の映画の最高技術を駆使した映像は、どんなときでも幅広い世代に愛され続けている。
映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は7月12日よる8:00よりWOWOWにて放送