『ブレイド』のスピンオフ映画製作か?
ウェズリー・スナイプス演じる人間とバンパイアのハーフの吸血鬼ハンター・ブレイドが活躍するホラー・アクション映画『ブレイド』シリーズ。これまでにシリーズ3作品が製作され、テレビシリーズも作られたが、今度はスピンオフ映画が製作されそうだ。
アメコミと映画のサイトComics2filmが伝えたところによると、シリーズ1作目でメガホンを取ったスティーヴン・ノリントン監督が『ブレイド』のスピンオフ映画を企画しているとのこと。これは、昨年末にシリーズ1作目でブレイドの宿敵フロストを演じたスティーヴン・ドーフがイギリスのサンデー・メイル紙に対して明かしたスピンオフ映画の情報を監督が認めたもので、監督とドーフでアイデアを出し合っているそうだ。スピンオフ映画は、ドーフが演じた吸血鬼ディーコン・フロストを主人公にした1作目以前の物語を描くプレクエル(prequel)になる見込みだ。
ノリントン監督もかなり乗り気で製作開始が待たれるが、監督はまずブランドン・リーの遺作である映画『クロウ/飛翔伝説』の再映画化作品でメガホンを取ることが決まっており、『クロウ』再映画化作品の後に『ブレイド』のスピンオフに取り掛かる予定だ。『クロウ』再映画化作品は、1994年のオリジナルのリメイクではなく、ジェームズ・オバーの原作コミックとは異なった新しいクロウ伝説が描かれる予定だ。ノリントン監督が再映画化作品の脚本も手掛け、登場人物はオリジナルで登場した恋人とともに殺され、悪の一味への復讐(ふくしゅう)のためによみがえるロック・ミュージシャンのエリックではなく、すべてオリジナルのキャラクターとなり、まったく新しいストーリーが展開されるとのこと。こちらの方も期待できそうだ。