映画『余命1ヶ月の花嫁』、がん研究支援に約1,500万円寄付
映画『余命1ヶ月の花嫁』の収益金の一部が10日、がん研究支援のため財団法人がん研究振興財団へ寄付された。
本作は、2007年にドキュメンタリー番組として放送され大反響を巻き起こした実話の映画化で、若年性乳がんと闘いながら24年の人生を生き抜いた長島千恵さんの姿を描く感動作。千恵さん役を榮倉奈々、千恵さんの恋人、赤須太郎さん役を瑛太が演じ、廣木隆一監督がメガホンを取った。
この日、同作の製作元のTBSテレビ、書籍版元のマガジンハウス、コミック版元の講談社の代表者が都内にある同財団を訪れ、寄付金約1,500万円を贈呈した。
同行したTBSテレビの平野隆プロデューサーは「亡くなった千恵さんが遺したメッセージ『検診の大切さ、生きることの素晴らしさ』を書籍・コミック・映画などさまざまなものを通して世の中に広めることができ、最終的には千恵さんの思いを形にするために、寄付を行うことは前々から決めていました。寄付をすることで、がんの研究や制圧に使っていただくことができることを嬉しく思います」と話した。
5月9日から公開された本作は、若い女性層を中心に大きな支持を受け、7月6日現在で興行収入約30億6,000万円と大ヒット中だ。