ウィル・スミス製作のリメイク版『ベスト・キッド』ジャッキー・チェンの役はカンフーマスター!
ウィル・スミスがプロデュースし、ウィルの息子ジェイデン・スミスが主演するリメイク版映画『ベスト・キッド』の撮影が北京で開始され、ついに映画の詳細が明らかになってきた。
ハリウッドの情報サイトHollyscoopが伝えたところによると、リメイク版『ベスト・キッド』の題名は4月に報じられた通り、『カンフーキッド』(原題)に変更されたとのこと。また、オリジナルで空手を教えたミスター・ミヤギを演じるジャッキー・チェンの役名はミスター・ハンに変更され、空手ではなくカンフーの達人という設定に変わったそうだ。ストーリーも明らかにされ、ジェイデン演じるビデオゲームマニアのアメリカ少年ドレは、女手一つで自分を育ててくれている母親の仕事の都合で中国へ引っ越さないといけなくなる。中国語をしゃべれないドレは地元の悪ガキたちにいじめられるが、用務員をしているミスター・ハンに中国語と武術を教えてもらい彼らに対抗できるようになるという内容だ。ドレの母親役には、映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたタラジ・P・ヘンソンがふんする。本作は、中国の制作会社チャイナ・フィルムとコロンビア・ピクチャーズが共同で製作し、監督は映画『ピンクパンサー2』のハラルド・ズワルトがあたり、脚本は映画『幸せのちから』のスティーヴ・コンラッドとクリス・マーフィが手掛ける。
以前から『ベスト・キッド』をリメイクする本作に対してはハリウッドでも風当たりが強かったが、今回のニュースでタイトルと設定、ストーリーを大幅に変更するなら『ベスト・キッド』のリメイクという必要はないのではという声も上がっている。シリーズ4作品が製作された『ベスト・キッド』は、アメリカ人少年(シリーズ4作目だけ少女)が日本人から教えてもらった空手を通して成長していく青春物語で、原題は『ザ・カラテ・キッド(The Karate Kid)』である。