ロバート・ダウニー・Jr、「今のクズ映像はなんだ?」とコミック・コンに殴りこみ?
サンディエゴで開催されたコミック・コンで、映画『アイアンマン2』(原題)のプレゼンが行われ、ロバート・ダウニー・Jrが登場した。
3年前のコミック・コンで初めて映像を披露した映画『アイアンマン』は、公開直後から記録的な大ヒットを記録した人気作。プレゼンではプロデューサーのケヴィン・フェイグと ジョン・ファヴロー監督が登場し、「これが『アイアンマン2』の最新映像です!」とビハインド・シーンの映像を集めただけの簡単なものを見せた。観客が何か物足りなさを感じていると、そこへダウニーがサプライズで登場し「今のクズ映像はなんだ? オレに観せたものとは違うぞ!」と猛抗議。気の利いたジョークに会場は盛り上がり、そして『アイアンマン2』(原題)の最新映像がお披露目となった。世界初公開のフッテージは、短いながらもインパクトのある内容で、続編への期待を膨らませるものとなった。
今回、ダウニー演じるトニー・スタークは前作で自らがアイアンマンであることを暴露したため、トラブルに巻き込まれる。まずはアイアンマンを兵器であると認めた政府からの圧力。そしてスタークに敵意を燃やすミッキー・ローク演じるアイバンがアイアンマンのテクノロジーを模倣し、スタークに襲いかかる。ロークがエレクトリック・パワーのムチを両手にスタークを追いつめるシーンは迫力満点で、今回初登場となるスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドーもセクシーで魅力的。
また体中に武器を満載したウォーマシーンやサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーも登場し、ファンは取りあえず観たい映像をすべて観ることができて大満足だったに違いない。フッテージ上映後に行われたファヴロー監督や出演者たちのトークでは、ロークがロシアの刑務所に入っていた過去を持つアイバンを演じるために、わざわざロシアに行って本物の刑務所を見に行ったエピソードや、どうしても役を取りたかったヨハンソンが、役が決まる前のミーティングに髪の毛をブラック・ウィドーと同じ赤毛に染めて現れたエピソードなどが紹介された。見どころ満載の『アイアンマン2』(原題)は、前作を上回るヒットが期待できそうだ。(取材・文:細谷佳史 / Yoshifumi Hosoya)