新垣結衣に直撃インタビュー!「恋愛に積極的な女性になりたい」と吐露
戦国武将と一国の姫との身分違いの恋を描いた映画『BALLAD 名もなき恋のうた』で、ヒロインの廉姫を演じた新垣結衣が、「恋愛にも積極的な廉姫にあこがれる」と理想の女性像について明かしてくれた。
時代劇の姫君といえば、おしとやかでか弱い女性をイメージする人も多いだろう。だが、本作のヒロインである廉姫は、家臣たちの心配をよそに馬に乗って駆け回ったり、森で狩りに興じる隣国の大名に殺生のむごさを唱えたりと、ヘタな男よりも勇敢で気丈な性格の持ち主なのだ。そんな廉姫を体当たりで演じた新垣は、「自分の理想とする女性に近かったので、演じるのがすごくうれしかったです」と作中の廉姫にすっかりほれ込んでしまったようだ。
廉姫のどんなところにあこがれるのか聞いてみると、「国のために何をするべきか考えて行動する責任感と、誰に対しても思いやりがあるところ」とのお答え。さらに新垣は、廉姫が草なぎ剛ふんする武士の又兵衛を、恋愛面でリードしていく様子にも深く共鳴したそうで、「本当に好きな人だからこそ、なかなか気持ちを伝えられないんですけど、あの時代の女性にしては恋愛にも積極的なんですよね。わたしもそうなりたいです!」とキッパリ。身分違いの恋などあり得なかった戦国の世で、自らの思いを貫こうとする廉姫の姿に勇気をもらったと感慨深げに語った。
ちなみに、女性なら幼いころに一度は姫にあこがれたことがあると思うが、新垣の場合はそれほどあこがれを抱いたことがなかったそうで、「周りの女の子たちがお姫様ごっこをしていても、わたしだけドロ団子を作っていました(笑)」とテレ笑い。とても女らしい印象を受ける新垣だが、少女時代は意外にもわんぱくな女の子だったようである。今回の『BALLAD 名もなき恋のうた』では、誰もがウットリするほど麗しい姫の姿をスクリーンに焼き付けた新垣。美しさと強さを兼ね備えた廉姫は、新垣のみならず、世の女性たちのあこがれとなるに違いない。
映画『BALLAD 名もなき恋のうた』は9月5日より全国公開