新与党にたたきつける!映画『わたし出すわ』からマニフェスト宣言!
8月30日の衆議院議員総選挙に向け、各党および各立候補者がラストスパートをかけている今日、小雪初の単独主演映画『わたし出すわ』から、明日の幸せのつかみ方を提案するマニフェストが発表された。
『わたし出すわ』は、東京から突然帰郷した山吹摩耶(小雪)がかつての友人たちと再会し、彼らの夢や希望の実現費用を次々と差し出していくという異色のドラマ。「お金の使い方」を通して人間性を浮かび上がらせ、お金を受け取る人間の行動を通して、人は一人ではなく、みんなとつながっているというテーマが含まれている。そしてこのたび衆議院議員総選挙で政権を担当する新与党に、本作の持つメッセージやコンセプトを理解し、実行してもらうべく、配給会社が『わたし出すわ』マニフェストを制作した。
マニフェストは【雇用】【子育て】【社会保障】【地域】【医療・健康】【研究開発】【教育】【経済】【環境】【文化事業】の10項目からなり、選挙後政権を担当する新与党に提出する予定とのことで、その中身は真に迫っている。幼稚園の増設、年金記録問題の解決、校庭の芝生化、電車エコ割引、バリアフリー上映のための助成金など、実現も夢ではなさそうな公約がつづられており、某政党よりも国民の生活に根ざしたマニフェストであるような印象を受ける。
だがよくよく読んでいくと、「敬老の日のお祝いグッズは目録を推奨し、選択肢を増やす」「税金徴収をはかるべく、熱海を巨大カジノ化」「食料自給率UPのため、年に一度農業フェスを実施(クイズ農家NO.1決定戦、作業着ファッションショーなど)」などぶっ飛んだ公約も。そして極めつけは、かなりの思いが込められているであろう「国会議員は、議場に入るときに入場料を払おう! 入場料は税金に。ただしここでは、80歳以上がシニア料金です」というもの。果たしてこのマニフェストが新与党にどこまで受け入れられるか。まずは30日の選挙戦の動向をうかがいたい。くれぐれも投票用紙に『わたし出すわ』とは書かないように。
映画『わたし出すわ』は10月31日より全国公開