チャン・ドンゴン「孤独でビールを飲みたくなる夜もある」独身男性の孤独を吐露-第14回釜山国際映画祭
第14回釜山国際映画祭(PIFF)の栄えあるオープニングフィルムとして、“韓国の三谷幸喜”ことチャン・ジン監督の映画『グッドモーニング・プレジデント(原題)』が上映された。
架空の大統領3人のエピソードを紡いだ、政治と人生についての寓話ともいえる本作は、チャン・ドンゴンが4年ぶりにスクリーン復帰を果たした作品としても話題。オープニングセレモニーに先立って行われた記者会見には、大統領の一人を演じたチャン・ドンゴンも出席した。チャン・ドンゴンいわく「本格的なコメディーは初めての挑戦。以前から興味がありましたし、非常にのびのびと演じられました。普段はあまり批評家の評価を気にしない僕ですが、この作品の評価は気になりますね」とのこと。彼が以前、「寂しくて眠れず、ビールの量が増えた」とコメントしたことに関する質問が飛ぶと、「孤独を感じてビールを飲みたくなる夜もありますが、独身男性なら普通ですよね」と余裕のほほ笑みを浮かべた。
ユーモアセンスに定評のあるチャン・ジン監督は「今年になって、韓国の元大統領が二人亡くなられましたが、お二人にもぜひご覧いただきたかった。きっと大笑いしてくださったはずです」と自信たっぷりの様子だった。(取材・文:柴田メグミ/Megumi Shibata)