イケメン俳優・石黒英雄、いつでもどこでも「愛してるぜっ」!?
人気ケータイ小説を映画化した純愛サスペンス映画『携帯彼氏』で、ヒロインの相手役を務めたイケメン俳優・石黒英雄が、自身の役柄や気になる恋愛観について語ってくれた。
『携帯彼氏』は恋愛シミュレーションゲーム“携帯彼氏”をダウンロードした女性たちが、次々と謎の怪死を遂げていくストーリー。石黒が演じるのは、その謎に迫る女子高生・里美の今は亡きあこがれの先輩という役どころだ。そのため、出演シーンの大半は里美の回想シーン。ヒロインの思い出の中に生きる先輩、高原直人を持ち前のさわやかな魅力で好演した石黒は、「さわやかに見えましたか? それはきっとストーリーのおかげです(笑)。直人はちょっとクールで、パソコンが得意なインテリタイプ。ただ、ごく普通の高校生でもあるので、役を自分に引き寄せて演じられました」と照れて謙遜(けんそん)しながらも、演技プランを明かした。
自身の出演するシーンが青春の甘酸っぱさ満点なだけに、「完成した作品を観たとき、『こんなに怖い映画だったのか!』と驚いてしまいました」と語るが、「僕はサスペンスの中のラブストーリー担当」と自らの立場を分析。川島海荷ふんする里美との純愛シーンの数々にも真摯(しんし)に臨んだ。その中の一つ、髪型を変えた里美に対し、直人が「かわいいじゃん」とさり気なく褒めるくだりについても、「高校時代の僕だったら、女の子にそんなことは言えなかったでしょうね……」と告白。「けど、里美と直人はお互いにどんどんどんどん好きになっていく間柄。相手の言葉一つに反応してしまう瞬間が描かれているわけですから、そこはもう照れなど一切感じずに演じました」と役者魂を見せた。ちなみに、二人の恋の重要なキーワードとなるのが「愛してる」の一言なのだが、石黒自身が口にしたことがあるかどうかに関しては「言っています、言っています。もう、いつでもどこでも『愛してるぜっ!』って」と大きな目をさらに見開きながら頼もしく断言! ただし直後、「ウソです。ウソウソウソ(笑)」と否定していた。
また、アバター感覚で彼氏を作成し、メールのやり取りで親密度(ラブゲージ)を0~100パーセントまで上下させる携帯彼氏については、「僕が携帯彼女をやったら、ラブゲージは絶対に0になりますね」と恋愛指数の低さをチラリ? 本人いわく「マメじゃないわけではなく、携帯を相手に100パーセントも恋をするのは無理!」なのだそうだが、「でも、恋愛映画に出演することになった場合、その参考として使うにはいいかも。こういう言葉を放てば、そんな言葉が返ってくるんだって」と一貫して役者としての意識の高さを見せつけた。そんな彼が「サスペンスの中のラブストーリー担当」としてどんな顔を見せているのか、映画『携帯彼氏』に要注目だ。
映画『携帯彼氏』は10月24日より新宿ピカデリーほかにて全国公開