藤原竜也主演の最新作『パレード』を披露!!行定勲監督が釜山映画祭に感謝!
14日、「自分が今あるのは釜山国際映画祭(PIFF)のおかげ」と公言する行定勲監督の最新映画『パレード』が、開催中のPIFFでワールドプレミアされた。日韓のメディア向けに行われたミニ会見で、行定監督は「毎晩、楽しい時間を過ごさせていただいています」とあいさつ。主演の藤原竜也も、「キム・ドンホ(映画祭ディレクター)さんに勧められて、初めて爆弾酒(焼酎のビール割り)を飲みました」とさっそく、韓国式の歓迎を受けたことを明かした。
なお行定監督は、原作者の吉田修一と8年来の知り合い。「吉田さんは同じ九州出身で、同じ時期に上京した者同士の同時代性を感じる。(吉田作品の)中でも東京の肌触りを一番感じる作品が『パレード』でした」と映画化のきっかけを語った。また、『グッド・バッド・ウィアード』のキム・ジウン監督と東京で一緒に食事をした際に、「おれも『パレード』を撮りたかったんだよ」とうらやましがられた裏話も披露。さらに「『パレード』は一見、青春映画ではありますが、僕は恐怖映画だと思って演出しました」と語り、自作をアピールした。
同席した吉田も、「信頼する行定監督にすべておまかせしました。藤原さんの色気や品格が出ている映画です」と太鼓判を押していた。
映画『パレード』は2010年春より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほかにて全国公開
(取材・文:柴田メグミ/Megumi Shibata)