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東京国際映画祭、最高賞決定!ブルガリア映画『イースタン・プレイ』が3冠!猪木主演作は賞逃す

第22回東京国際映画祭

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審査委員長のイニャリトゥ監督と抱き合うカメン・カリフ監督
審査委員長のイニャリトゥ監督と抱き合うカメン・カリフ監督

 25日、第22回東京国際映画祭が最終日を迎え、各賞が発表された。最高賞の東京サクラグランプリはブルガリア映画の『イースタン・プレイ』(カメン・カレフ監督)が受賞した。本作はほかに主演のフリスト・フリストフが同男優賞を受賞し、3冠に輝いた。

第22回東京国際映画祭コンペ作一挙紹介

 『イースタン・プレイ』はカメン・カレフの長編初監督作品。かつてアルコール依存症だった兄と弟の再会を軸に、まったく異なるスタンスで生きる彼らを取り巻く厳しい現実を切り取る。ある日、元アルコール依存症だった画家の兄と弟が再会、音信が途絶えていた間に弟はネオナチグループに入り、兄はトルコ人家族の救出にかかわることに。彼らは人種差別をめぐって正反対の立場につくことになるという骨太な人間ドラマだ。

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 コンペ部門にはほかに、辻 仁成監督、アントニオ猪木主演の映画『ACACIAもラインナップされていたが惜しくも賞を逃した。今回の審査委員長は映画『バベル』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが務め、審査員には日本の女優、原田美枝子、韓国の俳優ユ・ジテなども名を連ねる。

各賞は以下のとおり

「コンペ部門」

東京 サクラ グランプリ
『イースタン・プレイ』(カメン・カレフ監督)

審査員特別賞
激情』(セバスチャン・コルデロ監督)

最優秀監督賞
カメン・カレフ 『イースタン・プレイ』

最優秀女優賞
ジュリー・ガイエ 『エイト・タイムズ・アップ』

最優秀男優賞
フリスト・フリストフ 『イースタン・プレイ』

観客賞
ジェイコブ・ティアニー『少年トロツキー』

「natural TIFF部門上映作品」
『WOLF 狼』(ニコラ・ヴァニエ監督)

「アジアの風部門」
最優秀アジア映画賞
『旅人』(ウニー・ルコント監督)

アジア映画賞 特別功労賞
ヤスミン・アフマド監督

「日本映画・ある視点部門」
作品賞
『ライブテープ』(松江哲明監督)

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