この艶っぽさで15歳?ピーター・ジャクソン監督お墨付きのヒロインがプレミアに登場!
映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで、世界中の映画ファンを熱狂させたピーター・ジャクソン監督の待望の新作映画『ラブリーボーン』のワールドプレミアが現地時間24日、ロンドンで行われた。
今回のプレミアは英国王室の御前にて開かれる試写会「ロイヤル・フィルム・パフォーマンス」に選ばれたこともあり、チャールズ英王太子やカミラ夫人なども出席し、チャリティー・プレミアとして開催。あいにくの雨にもかかわらず、オデオン・レスター・スクエアには1,700人以上の観客が集まり、レッド・カーペットには、南アフリカやブラジルなど南半球の国のメディアも含め、世界30か国以上から100社以上の取材陣が待機するなどプレミアは大盛況。
映画のスタッフ・キャストからは、ピーター監督をはじめ、ヒロインを演じた15歳のシアーシャ・ローナンが肩を露出した個性的なドレスで登場。シアーシャは大河ロマンス映画『つぐない』で、当時13歳ながら第80回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされるなど、その演技に定評のある新進気鋭の女優だ。
過去に「ロイヤル・フィルム・パフォーマンス」に選ばれた作品には、映画『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』『ハリー・ポッターと謎のプリンス』『007/カジノ・ロワイヤル』などのヒット作が多く、ピーター監督は「一映画人として、映画史上に残る不朽の名作ばかりが選ばれてきた中の1本に加われることを、非常にうれしく思います。また王太子や公爵夫人、そして会場のお客様に世界で初めて観てもらえるということにとても興奮しています」とコメントしている。
本作は、14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続けるドラマ。製作総指揮をスティーヴン・スピルバーグが務め、全世界30か国以上で1,000万部以上を売り上げたアリス・シーボルドによる原作を豪華布陣で映像化。ピーター監督といえば、ホラーやファンタジーを得意とする監督と思われがちだが、ニュージーランド時代に制作した映画『乙女の祈り』は思春期の少女二人の危うげな心理を見事に描写し、人間ドラマを描く手腕も高く評価されている。
映画『ラブリーボーン』は1月29日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開