奥田瑛二の長女・安藤モモ子監督デビュー作の過激な文字が躍るポスター解禁!
奥田瑛二の娘・安藤モモ子が長編監督デビューを飾る、満島ひかり主演映画『カケラ』の衝撃的な文字が躍るポスタービジュアルが解禁された。
奥田と妻である安藤和津の娘といえば、映画『愛のむきだし』『クヒオ大佐』などに出演する女優の安藤サクラが知られているが、今回本作で監督デビューを飾ったのはその姉モモ子。ロンドン大学卒業後ニューヨーク大学の監督コースで映画作りのイロハを学び、帰国後は奥田の監督作品や行定勲監督作品で裏方に徹し、演出家としての腕を磨いた努力家だ。
安藤監督のデビュー作となった『カケラ』は桜沢エリカによる漫画「LOVE VIBES」をベースに、メディカルアーティストのリコと女子大生ハルの出会いと、その複雑な心の葛藤(かっとう)を描く。脚本も担当し、音楽には元スマッシング・パンプキンズのジェームズ・イハなどスタッフも豪華。ロンドンレインダンス映画祭のフィルム・キュレーター、ジャスパー・シャープ氏に「本作は紛れもなく今年最大の発見」とまで言わしめた。
今回解禁された思わずドキッとなるポスタービジュアルは、数々の賞を受賞している松本弦人が担当したもの。倒れたリコの上に寝そべったハルが、リコのお尻をパンツの上からなぞっている写真を中心に、その周りには「オッパイ作ってます」「男知らなくて何が悪い!」「小さな心に様々な感情を詰め込んで吐き出せないおんなのこのリアリズム」との言葉が。そして左側には「キン○マついてりゃえらいのか!」「会ってセックスして、ホント会ってセックスするだけ」というショッキングな言葉がつづられている。これら言葉は作品の雰囲気を表したものらしいが、劇中セリフも含まれているという。
女子大生ハルを演じるのは、映画『愛のむきだし』で安藤監督の妹サクラと共演した満島。2009年の報知映画賞新人賞はじめ数々の新人賞を受賞して今年最も注目される若手女優だ。そのほか津川雅彦、かたせ梨乃らが安藤監督のデビュー作にさらなる華を添えている。
映画『カケラ』は4月よりユーロスペースほかにて全国公開