セレブが語る「やせる秘訣」に医師や科学者が警告
セレブリティが公の場でダイエットや健康の秘訣を語ることに、医師や科学者たちが注意を促している。デイリー・メール紙(電子版)によると、スリムな体型を保っているミーガン・フォックスは「お酢が女性の体を浄化し、余分な水分や糖分を取り除く」と語っていたが、イギリス国立総合病院の栄養士、ルーシー・ジョーンズ氏は「魅力的な話だけど、体重をすばやく減らす魔法の薬もローションも存在しません。人間の体は油分の豊富なデトックス機のようなもので、いくらオーガニックのお酢でも発酵酢でも、お酢が体を浄化するなんてことはないのです」とコメント。またロジャー・ムーアは、フォアグラがアルツハイマーや下痢を引き起こす“美味しい方法”だと語っていたが、これについても同氏は「特定の食べ物が何か病気を引き起こしたり治したりすることはない」と一蹴している。
一方、グウィネス・パルトローは食品に使われる殺菌剤の危険を語っていたが、これについて職業医療機関のジョン・チェリー医師は「問題は使用される量で、食品に使用されるのは微量で健康被害につながる証拠はない」と語っている。有名人のコメントは影響力が強いだけに、専門家たちは危機感を強めているようだ。