成海璃子、寒空の下、裸足と薄い着物で墨まみれ!巨大な筆で一発勝負!
2月某日、女子高生たちが書道パフォーマンスを通して町おこしを目指す書道青春ムービー『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』のクライマックスシーンの撮影が公開された。撮影場所は埼玉県熊谷市の体育館で、暖房もなくしんしんと冷え込む中、薄い着物と袴、そして足もとは裸足といういでたちで、書道部員を演じた成海璃子、山下リオ、桜庭ななみ、高畑充希、小島藤子らは、寒さも見せずに撮影に臨んでいた。
当日撮影が行われたのは、書道パフォーマンス甲子園にて書道部員たちが書道パフォーマンスを披露する、映画のクライマックスとなるシーン。縦6メートル・横8メートルの巨大な紙に、墨汁を吸うと重さ20キロにもなる巨大な筆で、文字を書き込んでいく。なんと1シーンのカット数は140カット。猪股隆一監督はカットごとに、自ら精力的に動き回りながら、身振り手振りを交えて演技指導していた。成海たちはその監督に応えるように、額に墨を飛び散らせ、手のひらや足の裏を真っ黒にしながら、何度も演技を繰り返していた。
そして最後のメッセージを書き込むシーン。これまで書いてきた書に文字を書き加えるという撮影方法上、NGは許されない本番一発勝負のシーンだ。成海と桜庭は何度も練習を繰り返し、撮影直前まで“エア書道”でイメージトレーニングをしていた。そして本番。スタッフ・エキストラ・取材陣が固唾を飲んで見守る中、成海は見事に大筆を振るい、見事な文字を書きあげた! 監督から「OK!」の声がかかると、客席の300名のエキストラから大きな拍手が湧き上がっていた。
『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』は、愛媛県四国中央市にある三島高校書道部のメンバーが町興しのために始めた“書道パフォーマンス甲子園”が基となっている。彼女たちのパフォーマンスが日本テレビの「ズームイン!!SUPER」で放映されて話題となり、ついには映画化の運びとなった。当日は書道パフォーマンスの元祖、三島高校の書道部員らも撮影に駆け付け、学生服姿でパフォーマンスを披露していた。
映画『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』は5月15日より全国公開