超豪華!これがアカデミー賞後の晩餐会!金粉オスカーチョコがおみやげ!
第82回アカデミー賞
2月9日(ロス時間)、アカデミー賞が毎年開催されるコダックシアターで、今年のアカデミー賞の晩餐会会場のインテリアと当日のメニューのお披露目会見が行われた。
今年の会場は1930年代の「ストリームライン・モダン」と呼ばれる様式がテーマ。末期のアール・デコ様式で、アール・デコをシンプルかつモダンにしたもので、緩やかにカーブしたラインが特徴的。インテリアを担当したシェリル・チェチェットさんは、「30年代にホテルを手掛けたインテリア・デザイナーのドロシー・ドレーパーに多いに触発された」と語った。会場には蓄音機が似合いそうな女性ボーカルのジャズが流れ、その時代の雰囲気が漂っていた。アカデミー賞当日は女性の演奏者だけで構成されるオーケストラが演奏するそうだ。
また、晩餐会を手掛けるのは今年で16年目になるウォルフガング・パックも出席し、当日出されるメニューの数々を披露した。当日は1,500人の来客に対応できるように、キッチンには300人のシェフ、給仕には900人のスタッフがフル回転で仕事をするという。
会場では、アカデミー賞定番の一口カナッペ「神戸牛ミニハンバーグ」をはじめ、多くのメニューが展示された。今年のメインは、スモークサーモンとサラダを、平べったく焼いたポテトの上に載せた「サーモン・ポテト」と、トリフやオーガニック野菜をふんだんに使った「チキン・ポットパイ」。中でも人気は24金の金粉をまぶしたオスカー像型チョコレート。毎年オスカー客にも好評のこのチョコ、今年はひとつおみやげに持って帰れるようにと、出席者の2倍の数の3,000個を準備するという。
そのほか、毎年アカデミー賞にシャンパンを提供している「モエ」が、シャンパンを使った今年の特注カクテルを振舞った。「モエ・ゴールデン・グラマー」と呼ばれるそのカクテルは、パッションフルーツジュースなどを使い、フルーティーで飲みやすかった。
アカデミー賞の晩餐会は、その年の候補者やプレゼンターと、受賞式のテレビ関係者しか入ることができない。授賞式に出席したからと言って、晩餐会会場に入れるとは限らない。選ばれたスターや監督たちが集う晩餐会会場。一体どんな会話が話されるのだろうか。今回のインテリアや展示されたメニューを見ながら、想像の世界に想いをめぐらせた。(取材・文:こはたあつこ Atsuko Kohata)